2015年05月17日

社長ブログ

想定外

 今年の4月に父親がガンで他界をしました。

 周りからは、よくある話と聞いてはいたのですが、なんとなく自分とは関係ない話だと思っていました。

 父親については、「まさかガンになるとは!」、「まさかこんなに早く他界するとは!」冷静に考えれば、よくある話です。

 実のところ、無意識に自分には降りかからないと思っていました。

 ガンは遺伝だと思いこみ、父がガンになったと聞いても信じられない状態でした。病気が発見されてから、どんどん進行していき、半年で父はいなくなりました。


 思い込みとは、本当に怖いものです。


 悲観的に生きることはしたくありませんが、いろいろな事を想定し、準備は怠らないようにしなくてはならないことを痛感する出来事でした。


 それを父が教えてくれたような気がしました。



 仕事でもいつの間にか思い込みで、いろいろな事を想定していないことがあります。

 例えば、仕事はいろいろな関係者がいます。自分は良いと思っていても他の人が良いと思わない場合もあります。

 自分の業務に関係する人を常に考えておかなくてはいけません。たとえば、上司から報告書を出して欲しいと言われたら、単に事実を書くだけではないということです。

 上司は事実から、次にすべきことはないか? あるならば、何をしたらよいのか?ということを知りたいはずです。


 つまり、報告書は、上司に対しは提案書でもあるのです。


 仕事は相手が必ずいます。相手は、その仕事によって何を期待しているのか想定をしなくてはなりません。ただ表面的に仕事は進めてはいけないと思います。相手から言われてはじめて気づく「想定外」であってはいけないのです。