2014年01月07日

社長ブログ

一般常識を逆にして考えてみると??


 僕は、知人と仕事の話で盛りあがった時に、最後には「一般常識に囚われるな」という話に落ち着くケースが不思議な事に多いのです。

 一般常識を基に行動をしている人が成功するかといえば、ほとんどの人が「違う」と答えるでしょう。確かに成功している人は数は少ないような気がしています。成功した人の話を聞くと必ず、他の人が考えないことをしているのではないでしょうか?

 もしかすると一般常識で行動している人は、むしろ失敗のほうが多いのかもしれません。
 確かに、日常の常識を逆転すると、腑に落ちる事が多いのも不思議です。

例えば、

例1)良い会話をするためには、話題が豊富でなければならない
 会話をするためには、日常の雑談ネタがすごく大事だと言われているようなのですが、僕の経験から言うとこれは違うと思っています。

 人に話すのを前提とするのではなく、人の事を聴くことを前提とするようにすると、特に雑談ネタなどいりません。 聴くというのは、相手に興味を示しているということになります。

 ただ、相手がしゃべるのを待つということではなく、適切な質問によって、相手の話を続けてもらう必要があります。 そのためには、いわゆる「雑談力」よりも、「質問力」なのかもしれません。

 営業に行った時、相手が気持ちよく話をしてくれた時には、確率的に良い結果が待っていることを実感しています。

例2)仕事を頼まれたら、直ぐに資料を作りはじめる
 すぐに資料を作るのは、意欲があってすごく良いことだと思うのですが、出来上がった資料を見ると的外れ。そしてまた、話を聞いて作り直す。皆さんも経験があるのではないでしょうか?

 実は、直ぐに資料をつくるのではなく、仕事と頼まれたら資料に記載する項目を確認するのが大事です。 最終的な資料はどのような構造になれば、良い資料になるか上司に確認するのです。

 つまり、直ぐにスタート(資料作成)するのではなく、ゴールの確認が大事であると思います。

例3)部下は上司をサポートをするためにいる
 時々、お会いさせていただいたお客様と、部下指導のやり方を話をすることがありますが、上司がどのようなサポートを部下に対してすべきか?という話はほとんど、聴きません。

 上司は、部下が動きやすいように環境を整えたり、問題があれば、一緒に知恵を出したり、知恵が足りないなら、具体的にどのようなスキルを鍛えると良いかを提案しなければ、部下はいつまでも良い仕事ができません。

 良い仕事ができなければ、上司としては失格であると僕は思うのです。上司は指示を出すのが当たり前かもしれませんが、サポートという概念が抜け落ちている人が多い気がしています。
 
 つまり、上司は、部下をサポートするためにいるというのが正解ではないでしょうか?


 物事は実は逆転するといろいろな事が見えてくるので実に面白いものです。皆さんも常識を逆転してみることを、時々やってみると面白い発見があると思います。特におススメです。


 ところで、上記の事を踏まえて、以下の常識(?)を逆転するとどうなるでしょうか?

・自分は愛されるために、生まれてきた。
・お金を稼ぐために、仕事をしている。
・人の意見の弱点を見つけて、ダメな理由を伝える
・自信がないからやらない。

少し、考えてみるのも面白いかもしれません。2014年は、始まったばかり、今年も、お互い頑張りましょう!!