2014年02月10日

社長ブログ

システム導入は、業務を改善するのか?

最近、さまざまな事に追われ(追っているわけではないのですが…)人との約束や仕事の質が落ちてきたと感じています。これでは、周りの人に迷惑をかけてしまいます。

 ありがたいことに、どうにかしなければならない時期に入りました。

 以前から、情報整理術であるGTD(Getting Things Done、ゲッティング・シングス・ダン)を使っておりましたが、システム化をしたいと思いツールを導入することにしました。

 ちなみにGTDとは個人用のワークフローの管理手法です。デビッド・アレン(David Allen)が同名の書籍『仕事を成し遂げる技術 ―ストレスなく生産性を発揮する方法』で紹介をしています。

 まだ、慣れていませんが、手動でやるよりは楽なので、活用出来そうです。


 ところで、最近はおかげさまで、多くの企業の経営者とお会いする機会が増えました。

 その時に、弊社はシステムを開発する企業でもあるので、システムの導入の相談を受けることもあります。
 変な話に聞こえるかもしれませんがシステムを入れれば、課題を解決できるというのは正しいという側面もあり間違いという側面があります。

 間違いという側面では、これは人の問題で、システムで解決しようというワークフローが十分に手動で実施されていて、『何が問題で、どうすればよいのか?』を十分に理解をしていないと、活用はされません。

 この理由により、システム投資を大規模にやって失敗するという話を聞きますが、手動で実施して、十分にそのワークフローが検証され、システムを利用する社員が問題意識をもっていないと、活用には至らないからなのです。

 少々荒っぽいですが、システムは、活用する人の意識が「使えば便利になる」という意識が無ければ、経営者がいくら言っても、無駄になります。

 弊社は、システムを導入する前に、対象の会社のヒアリングをさせていただきますが、幹部関連だけではなく、活用する予定の社員にまでヒアリングを実施します。

 その狙いは、社員に期待感を持ってもらうという意味合いと、現場の改善をシステムに盛り込むためです。


 もちろん、この狙いの中で重要なのは期待感を持ってもらう事である事は言うまでもありません。 活用してもらうのは、社員ですから。