2010年09月07日

ZigBee開発

インターン終了、あらたなスタートへ!

福岡大学の電子情報工学科から来ていただいた学生さん2名のインターン期間も9月3日に無事終了。インターン期間での最終目標はPBLに向けての開発方針の決定とスケジュールを作成すること。ZigBeeを使った位置検知システムをどうやってビジネスモデルに反映させるのか、お客様に喜ばれる使えるシステムをどうやってシステムで実現したらよいか、自ら考え提案するといった一番大切で難しい課題に取り組んでいただきました。

システムを使いやすく利便性の高いものとして提供するのは当たり前のことですが機械ですから機能に限界があります。「システムで出来ること」と「実現させたいこと」にギャップが生じます。これを如何に克服していくか考えるのはエンジニアの腕の見せ所。大変な作業ですが、一番面白い作業でもあります。

インターンの学生さんも今まで経験のない課題だけに連日連夜考えて、検討し、問題が出て、また考えての繰り返しです。会社での電話当番やお茶出しなどの雑務をしながら決してあきらめず延べ6日間かかってようやく突破口となる組み上げ方を思いついていただき社内レビューしてもらいました。まだ改善する部分は残りますがこれなら行けそうだという感触があるアイデアが出たことでお二人ともかなりホッとした様子、相応の充実感を味わっていただけたのではと思います。最終目標であるスケジュール作成はPBLに持ち越しとなりましたが、今後の開発で壁にぶつかったときに「あきらめなければ必ず突破口が見つかる」ということを思い出して最後まで駆け抜けて欲しいと願います。

PBLが始まるのが9月中旬。あらたな開発に向けていよいよ動き出します。それまでにお二人が残した資料を再検討し準備万端整えて二人のリーダーを後押ししたいと思います。

さて、次回はなぜインターンのお二人がそこまで悩む羽目になったのか・・・ZigBeeの特徴と照らし合わせてご紹介したいと思います。