2019年10月16日

デザイン探索

「特徴/他社との違い/選ばれる理由」の役割・見せ方

皆さんこんにちは。
アシスタントクリエイターの村本です。

今、このブログでは
「Webサイトに置ける各コンテンツの役割と、なぜそれが必要なのか?」を
1つ1つ確認しています。

今回は「特徴/他社との違い/選ばれる理由」についてです。
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■「特徴/他社との違い/選ばれる理由」とは? --
 このコンテンツでは、会社やサービスの特徴『強み』である部分を載せます。
 ですが、強みといっても何を載せるべきでしょうか?

 それには、まずは情報整理が必要です。

 「うちの会社には強みがない…」
 →本当に強みがないのでしょうか?
  まずは、他社がどのような点を強みにしているか調査し、
  他社にないもの=自社の強みとなるものを見つけましょう。

 「安く提供できることが強み!」
 →本当にそれは強みになりえていますか?
  自社以上に安く提供している会社があればそれは強みではありません。
  他社にないもの=自社の強みとなります。

 「他社製品より材料に使う鉄が少なくて優れている!」
 →優れていることは強みではありません。
  「鉄が少ない分、軽量化されて持ち運びできるようになった」
  ということが強みになります。
  自分が伝えたいこと(競合優位性)ではなく、
  利用者にとってのメリット(知りたい情報)を載せないと意味がありません。

■役割 --
 「自分たちが何をもってお客様に役立つのか」
 それを分かりやすく伝える役割があります。

 そしてお客様が求めているもの、抱えている不安への理解を示し、
 それらがどのように解決されるのか、「お客様の未来を示す」役割もあります。

■なぜ必要なの? --
 利用者はサイトを見ている時点で、複数の会社(サービス)を比較しています。
 比較されている状況の中、選ばれなければなりません。

 そのためには、利用者や、その上司、決裁者を納得させる説明が必要です。

 情報整理された分かりやすい強みが明示されていれば、
 利用者だけでなくその周囲の人たちにも説得しやすくなります。

■デザインのポイント --
 ① 3つに絞り込むこと
  →人の脳は、7つ以上になると記憶や比較が難しくなります。
   強みがたくさんあったとしても、特に強みになりえる項目を分析して
    3つ(多くても5つ)を打ち出した方が伝わりやすいです。

 ② インフォグラフィックを使う
  →インフォグラフィックと言われる、イラストを使った表現方法があります。
   文章だけで説明するより、ビジュアルで表現した方が退屈せず
   直感的に情報を伝えることができます。

 ③ ターゲットにピンポイントに訴えかける
  →サイトのターゲットを意識した表現にすることで、
   より伝わりやすくすることができます。
   たとえば、
   ・男性ターゲットなら、論理的にまとめる
   ・女性ターゲットなら感情に訴えるような表現にし、難しい説明はさける
    …などです。
 

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■まとめ

 ターゲットを設定して、他社サイトの調査を行ってからでないと
 ただの「会社紹介」「サービス紹介」のサイトになりかねません。
 まずは他社を知り、自社を知ることが大切です。
 他のサイトで手に入らない情報を分かりやすく伝えるようにしましょう。

 そして、お問合せや、申込など、サイトの最終的なゴールに繋がるような
 『強み』を載せることが大切ですね。