2010年10月01日

社長ブログ

強みの強化

商品販売の売上げを伸ばす時には、「弱みを直すより、強みを強化しなさい」という話をよく聞くことがあります。
企業が成長する上で強み強化はまず行わなくてはならない。強みを強化するほうが、いろいろ考え実行するよりはるかに早く効果を出すことができるからですね。

さて、これは正しいのですが、そもそも強みって何?と思います。マーケティングをかじったことのある人は、「ああ、ベンチマークをすることだね。」となるわけです。ベンチマークとは、他社の優れた経営方法やマーケティング戦略などを探し出し、自社のやり方や手法との違いを分析し、それに基づいて自社の経営や営業手法などを改善する経営管理手法のことですね。

他社より、優れているから強みであるというのはもちろん納得のいく話ですが、この方法は、比較する企業をどう選択するかによって、強みがごろごろ変わる。また、弱小のベンチャーであれば、どこと比べても弱いところばかりなので、強みはまったくないということになるわけです。ベンチマークをするだけ無駄ですね。

でも、強みは必ずあるのです。ここまで読むと、そんなはずはないと思う人も多いのですが…。また、この強みは厄介で、残念ながら、自分でいくら考えても、それは答えが出ません。
それは、自分の顔を鏡がない限り、見ることができないように、強みを見るためにも鏡が必要になるわけです。

その鏡とは、なにか? 


 「それは今取引が成立しているお客様です」


お客様がすべてを知っています。 あなたの会社を知るきっかけとなったことや、あなたの商品を買いたいと思ったタイミング、そして商品の評価…などなど。

自分では、このことを気付くことは皆無に等しいのです。


今すぐ、お客様のところへ行って、このことを聞いてみることがとてもとても大事なことです。 なぜか、多くの企業が既存のお客様に対してのアプローチをしません。新規顧客獲得に目が行き過ぎるからですね。 宝の山は、足元にあったりするものだと思うのです。


ちなみに、このヒアリングの代行を、弊社で行っています。レポートにして提出いたします。(笑)

この記事は書き終わった後すこしデジャブを感じました。