2020年08月17日

デザイン探索

「採用情報」ページ(サイト)の役割・見せ方

皆さんこんにちは。
クリエイターの村本です。

いま、このブログでは
「Webサイトに置ける各コンテンツの役割と、なぜそれが必要なのか?」を
1つ1つ確認しています。

今回は最後のテーマ「採用情報」ページについてです。
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■「採用情報」ページとは? --
「マイナビ」「ビズリーチ」などの求人サイトに載せる採用情報とは別物です。
 ここで説明する採用ページとは、
 自社サイト内で管理運営する採用情報のページのことを指します。

■役割 --
 求人サイトでもある程度の採用情報を載せることはできますが
 基本的にはそのサイトのテンプレートに従ってしか情報を載せることがきません。
 企業の特長やブランドイメージ、実際に働いている人、働く環境など
 テンプレート上の情報だけでは伝わりません。

 写真や図も使った自由なレイアウトで、応募やエントリーに繋がる導線と
 情報を整理しましょう。
 そうすることで、より詳細な情報を伝えられ企業の印象も良くなります。
 たとえ名の知れた大手企業でなくても、正し情報を伝え、
 応募の窓口を明確にしておくで選ばれやすくなります。

■なぜ必要なの? --
 求人媒体はあくまで検索用。結局のところ求職者は企業サイトや
 採用サイトを使って、詳しい情報を集めています。
 弊社の調査では、求職者の約7割の人が企業の採用を閲覧してから
 応募するかどうかを決めているということが分かっています。
 そのため、採用サイトがなかったり情報が少ないと
 求職者は応募の決め手になる情報が得られず、
 応募をやめてしまうこともあります。

 ですので、求める人材や企業の特長を分かりやすく正確に伝え
 すぐに応募のできるページを準備しておくことが大切です。
 また、若い人材のほとんどがWebを使って就職活動を行っています。
 新卒や若手の応募を増やしたい場合は必ず作っておくべきページになります。

■デザインのポイント --
 ① 求める人物像を明確に
   せっかく採用ページを作って応募が増えたとしても
   企業とミスマッチな人材では時間とコストの無駄になってしまします。
    
   →求める人物はどういう人なのか?
    新卒/中途はもちろん、
    今のスキルや働ける時間、どういう性格、思考の人が望ましいかなど
    職種によって求めるものが異なると思います。
    それらを明確すると、載せるべき情報やデザインが変わってきます。
    最初の情報整理をしっかりしておきましょう。

 ② 働くイメージができるページ
   求職者は何を決めてに応募に至るのでしょうか。
   「勤務地」「給与」はもちろん必ず見ます。
   ですが最終的な決め手になるのは仕事内容です。

   仕事内容から何を判断しているのかというと、以下のような内容です。

   ・採用が決まったらどんな業務を行うことになるのか
   ・今、持っているスキルを活かすことができるか
   ・働くことで自己成長(キャリアップ)が見込めるのか
   ・誰と、どんな環境で仕事することになるのか

   なので、これらが判断できる情報を用意しておくことが重要です。
 
   ・具体的な業務内容を載せる
   ・教育制度や資格取得の支援などがあれば積極的に載せる
   ・長く働いた場合のキャリアステップの例
   ・実際に働いている人の働き方が分かる内容や写真
   ・社内や現場風景の分かる写真 など

 ③ 会社の考え方が分かる
   インパクトあるデザインは印象に残るという意味では大切です。
   ですが、実際の企業のイメージに合わせたデザインであることの方が重要です。
   インパクト重視で誤った印象を与えないよう注意しましょう。
    
   また、社長の考えや企業方針を載せることで、
   社風や企業としての考え方を示しておきましょう。
   働く根幹となる考え方が共感できなければ、働き続けられなくなることも多いです。
   長く働いてほしい企業側と、長く働きたいと考える求職者の双方にとって
   大切な情報です。    

 ④ 応募から採用までの流れが分かる
   応募者は複数の会社に同時に応募している可能性が高いですし、
   在職中の方の応募も考えられます。
   どういう日程で選考が行われるのか分からなければ
   応募する気持ちにストップがかかってしまいます。
   また、応募したものの、面接の日程が合わなかったり余計な労力がかかります。

   正確な日数や内容は分からなくても大丈夫です。
   選考の回数や方式、担当者を載せておくだけでもスムーズな応募につながります。

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まとめ

企業にとって人材は重要です。
自社採用ページは、人材採用において一番の入り口になります。
情報不足で優秀な人を逃さないためにも、いま一度、自社サイトの内容を検討してみましょう。