2018年03月06日

ECサイトで商品を販売するうえで考えたいこと

皆様、こんにちは。
里村です。
3月になり、卒業・転勤など環境が変わることが多いシーズンとなりました。
環境が変わることは大変ではありますし、別れはつらいこともありますが、ぜひ、いい出会いにつなげたいですね。

さて、いきなりですが、クイズです。
ECサイトでの通販(当記事では「通販」と記載します)に向いている商品は1~3のどれだと思いますか?
① 10,000円のカニ
② 半年分のサプリ(5,000円相当)
③ 1か月分のサプリ(2,000円相当)

商品単価が高いので①が通販には向いているのでは・・・と思われた方はぜひ、引き続き、本記事を読んでください

では、回答をお伝えする前に、通販での商品設計で重要な点を考えてみましょう。

通販は、店舗販売と異なり、店舗を維持する費用や人件費を低く抑えることができます。
しかし、店舗がないということは、街をあるけば商品が勝手に目に入り商品を認知するという機会がありません。

そのため、通販では、商品との接触機会=広告のみといっても過言ではありません。
したがって、通販では、顧客獲得のための広告費にコストがかかる傾向があります。
また、通販は、一度購入されれば、比較的リピート購入が起きやすいため、広告費の中でも特に、
初回購入させるための費用(ここでは「初回顧客獲得費用」とします。)がかかる傾向があります。

そのため、通販の商品設計では、商品単価ではなく、獲得したお客様あたりの年間売上と初回顧客獲得費用のバランス(1.5万円/年が目安)が非常に重要となります。

では、上記を踏まえて、クイズの各選択肢を見てみましょう。
① カニは年に何回も食べる人は少ないかと思います。(食べたいですけどね・・)
一度購入いただければ、リピート購入は期待できますが、購入頻度は年1回と考えると、お客様当たりの年間売上は1万円/年となります。

② 半年分のサプリですので、1年間で1度はリピート買いが期待できます。しかし、お客様当たりの売上は5,000円×2回=1万円/年となります。

③ 1回の売り上げは一番安いのですが、毎月購入していただけるとすると、お客様当たりの売上は2,000円×12回=2.4万円/年となります。

つまり、年間のお客様売上が高く、初回顧客獲得費用を上回っているいのは③だけということになります。

このように、通販をするうえで重要なのは、商品単価ではなく、顧客一人当たりの年間売上と顧客獲得費用のバランスということになります。

今回の記事はあくまで通販の考え方をかなり簡単にご紹介させていただきました。
AliveCastはECサイトの制作、ExOrderのサービス提供を通して、お客様の売り上げUPへのサポートを提案させていただいております。
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