2023年10月10日

採用サイト制作

採用サイトと比べて、なぜ転職サイトは限界があるのか?

現在、採用活動市場は極度の売り手市場となっています。
コロナ禍以前と比較し、採用に積極的な企業が増え、転職サイトに掲載する企業が急増しています。

おすすめの転職サイトに求人を出しておけば間違いない、と思っている中小企業が増加する中で、
転職サイトだけでは限界がある、というのをご存知でしょうか。

今回は、なぜ転職サイトは限界があるのか、その理由について、採用サイトと比べながら解説していきたいと思います。

自分の勉強のために、そして弊社と同じように、採用活動で悩まれている採用担当者の方々のお役に立つために執筆してみることにしました。転職サイトを検討している採用担当の方へ参考になれば幸いです。

採用サイトと比べて、なぜ、転職サイトは限界があるのか

①詳細ページに掲載できる文章に限界があるから

限界がある理由1つ目は、転職サイトの詳細ページの掲載できる文章に限界があるからです。転職サイトの詳細ページでは、掲載できる情報が決まっています。転職サイトでは企業情報や企業ビジョン、社内制度や採用実績などの情報が掲載できます。ただし、求職者がその情報を求めているというわけではありません。では、求職者が求めている情報は何でしょうか。

転職活動中に「知りたい」と思っていた情報と「知ることができた」情報のデータについて。上位三項目は①配属される部署の風土や慣行 ②配属される部署の職場長・メンバーの特徴 ③将来のキャリアパスになっています。

引用:転職活動中に知りたくても知れなかった情報、上位3項目は?|株式会社リクルートキャリア

上記は、転職決定者に対して、知りたいと思っていた情報と知ることができた情報を尋ねたアンケート結果です。そのうちの上位三項目は、①「配属される部署の風土や慣行」・②「配属される部署の職場長・メンバーの特徴」・③「将来のキャリアパス」でした。知りたいと思っていても、知ることができていない情報です。転職サイトではこの上位三項目の情報を含め、求職者が望んでいる情報を伝えきることが難しいのです。もちろん基本的な給与・仕事のミッション・勤務場所などは伝わりますが、詳細ページで伝えられる情報の制限、文章にも文字数制限があることが、伝わりにくい原因になっています。

プランをもっと上位のものにすることで掲載できる情報量を増やせるサービスが多いですが、それでも掲載できる情報や文字数に限界があります。
それと比べ自社採用サイトでは、情報発信の制限がないため、先ほどの求職者の望む情報や自社が伝えたい情報の両方を伝えることができます。?

②詳細ページに掲載できる写真に限界があるから

限界がある理由2つ目は、詳細ページに掲載できる写真に限界があるからです。転職サイトでは、掲載できる写真の量に制限があります。また、写真の厳選により、他に伝えたい会社の見た目などが掲載できないことが多いです。そのため、会社の雰囲気を伝えきることができません。働くオフィスの見た目や社内イベントの様子、一緒に働くメンバーなど、会社の雰囲気は重要な情報です。その情報がなくなることにより、求職者は応募しづらくなってしまいます。

企業を調べる中で、知りたくても自分で調べきれなかった情報のデータです。上位三項目は①職場の雰囲気・社風  ②仕事の定着率 ③仕事内容 になっています。?

引用:「新型コロナ後の企業選びの軸」調査|株式会社エン転職

転職サイトに限ったデータではありませんが、上記のデータは企業を調べる中で、知りたくても調べきれなかった情報について尋ねたデータです。収集の結果、「職場の雰囲気・社風」の割合が一番大きくなっています。この結果から、職場の雰囲気は求職者から望まれていますが、転職サイト・自社採用サイトの両方で伝えきることが難しくなっていることがわかります。

知りたい情報が伝えきれないため、求職者が不安で応募しにくくなるかもしれません。また、伝わりきっていないことによるミスマッチが生じ、早期退職を引き起こしてしまう可能性もあります。

解決策としては、さらに予算をかけて、上位のプランを選ぶことで、掲載する写真を増やすことはできます。ただし、上位プランにしても写真掲載数は決まっていることが多いですし、望むだけの写真を掲載できるとは限りません。
それと比べ、自社採用サイトであれば、掲載数の制限がありません。それどころか、動画も活用できるため、よりリアルな雰囲気を伝えることができます。?

③デザイン・レイアウトの限界があるから

限界がある理由3つ目は、詳細ページのデザイン・レイアウトに限界があるからです。転職サイトでは多くの会社のページがありますが、転職サイトの仕様により、会社のほとんどが同じデザインテンプレートを使っています。

とある転職サイトでの求人ページの見た目の画像です。弊社AliveCast(アライブキャスト)のページの見た目が掲載されています。

上記はとある転職サイトでの弊社の採用サイトの見た目です。他の会社のページを見てみても同じデザインで統一されています。そのため、見た目での他社との差別化はかなり難しいです。他社より目立つことができないため、求職者の記憶に残らず、応募が減ってしまうこととなります。

たくさんの会社がならぶなかで、興味をもってもらう、記憶に残してもらうには、どうすればよいのか。
解決策としては、タイトル(募集の最初にでてくるコピー文)や掲載する写真を工夫することで目立たせることです。たとえばYoutubeを見たことある方はご存知かと思いますが、似たような動画がならぶなかで、動画の見た目を見て、見る動画を選んでいるのではないでしょうか。それと同じように工夫することは可能です。

ただ、転職サイトには他社も求人を掲載しているため、その中で目立つのは転職サイトのプロでも難しいと思います。
それと比べ、自社採用サイトは、転職サイトのようなデザインの制限がないため、見た目の差別化がしやすいです。求職者が魅力的に感じるような配色・情報などを自由に配置できます。

④掲載期間や職種数に限界があるから

限界がある理由4つ目は、掲載期間と職種数に限界があるからです。転職サイトでは、一度の料金で掲載できる期間が決まっているサービスが多いです。そのため、情報を長期間掲載することができません。掲載期間が短いこともあり、その期間内に人を採用できないことが少なくありません。

コストをかけ掲載期間を伸ばすことで解決できますが、掲載期間延長の度に追加料金が発生するのは、長期的に見てデメリットが大きいです。また、職種数では、一定数以上の職種を掲載する場合、その分の追加料金が発生することが多いです。そのため、一定の利用料の中で複数職種を掲載することが難しいです。職種数が限られているため、掲載している職種に比べ、掲載職種以外の採用が決まりにくくなります。

こちらも追加コストにより解決できますが、職種を掲載するたびに費用が嵩むのは長期的デメリットが大きいです。自社採用サイトであれば、掲載できる職種は無制限、新たな職種追加の場合でも少しの修正費用しか必要ありません。

まとめ

今回は、自社採用サイトと比べ、なぜ転職サイトに限界があるのか、についてお伝えしました。転職サイトを我々もよく活用していましたが、さまざまな制限があり、効果を出すのはかなり難しくなっています。自社採用サイトと比べたことで、転職サイトでの限界を、よくご理解いただけたのではないでしょうか。理由の中でご紹介したように、自社採用サイトは転職サイトと比べ制限がなく、メリットが大きいです。しかし実は、本当に効果のある自社採用サイトを作るには、採用における環境調査が必要不可欠なのです。その環境調査を行わないと、効果が出にくい採用サイトになってしまいます。次回の記事では、自社採用サイトを制作する前の、「採用における環境調査」がなぜ重要なのかについて解説していきます。採用サイト制作だけでなく、採用活動においても、環境調査は非常に重要です。ぜひ下記リンクよりご覧ください。

採用における環境調査の重要性

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